社会福祉法人 全国手話研修センター
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手話障害者の権利に関する条約

手話言語研究所


前へ 次へ 第十二条
締約(ていやく)(こく)は、障害者(しょうがいしゃ)(すべ)ての場所(ばしょ)において法律(ほうりつ)(まえ)(ひと)として(みと)められる権利(けんり)(ゆう)することを再確認(さいかくにん)する。
1. States Parties reaffirm that persons with disabilities have the right to recognition everywhere as persons before the law.
締約(ていやく)(こく)は、障害者(しょうがいしゃ)生活(せいかつ)のあらゆる側面(そくめん)において()(もの)との平等(びょうどう)基礎(きそ)として法的能力(ほうてきのうりょく)享有(きょうゆう)することを(みと)める。
2. States Parties shall recognize that persons with disabilities enjoy legal capacity on an equal basis with others in all aspects of life.
締約(ていやく)(こく)は、障害者(しょうがいしゃ)がその法的能力(ほうてきのうりょく)行使(こうし)()たって必要(ひつよう)とする支援(しえん)利用(りよう)する機会(きかい)提供(ていきょう)するための適当(てきとう)措置(そち)をとる。
3. States Parties shall take appropriate measures to provide access by persons with disabilities to the support they may require in exercising their legal capacity.
締約(ていやく)(こく)は、法的能力(ほうてきのうりょく)行使(こうし)関連(かんれん)する(すべ)ての措置(そち)において、濫用(らんよう)防止(ぼうし)するための適当(てきとう)かつ効果(こうか)(てき)保障(ほしょう)国際人権法(こくさいじんけんほう)(したが)って(さだ)めることを確保(かくほ)する。当該(とうがい)保障(ほしょう)は、法的能力(ほうてきのうりょく)行使(こうし)関連(かんれん)する措置(そち)が、障害者(しょうがいしゃ)権利(けんり)意思(いし)(およ)選好(せんこう)尊重(そんちょう)すること、利益相反(りえきそうはん)(しょう)じさせず、(およ)不当(ふとう)影響(えいきょう)(およ)ぼさないこと、障害者(しょうがいしゃ)状況(じょうきょう)(おう)じ、かつ、適合(てきごう)すること、可能(かのう)(かぎ)(みじか)期間(きかん)適用(てきよう)されること(なら)びに権限(けんげん)のある、独立(どくりつ)の、かつ、公平(こうへい)当局(とうきょく)(また)司法(しほう)機関(きかん)による定期(ていき)(てき)審査(しんさ)対象(たいしょう)となることを確保(かくほ)するものとする。当該(とうがい)保障(ほしょう)は、当該(とうがい)措置(そち)障害者(しょうがいしゃ)権利(けんり)(およ)利益(りえき)(およ)ぼす影響(えいきょう)程度(ていど)(おう)じたものとする。
4. States Parties shall ensure that all measures that relate to the exercise of legal capacity provide for appropriate and effective safeguards to prevent abuse in accordance with international human rights law. Such safeguards shall ensure that measures relating to the exercise of legal capacity respect the rights, will and preferences of the person, are free of conflict of interest and undue influence, are proportional and tailored to the person's circumstances, apply for the shortest time possible and are subject to regular review by a competent, independent and impartial authority or judicial body. The safeguards shall be proportional to the degree to which such measures affect the person's rights and interests.
締約(ていやく)(こく)は、この(じょう)規定(きてい)(したが)うことを条件(じょうけん)として、障害者(しょうがいしゃ)財産(ざいさん)所有(しょゆう)し、(また)相続(そうぞく)し、自己(じこ)会計(かいけい)管理(かんり)し、(およ)銀行(ぎんこう)貸付(かしつ)け、抵当(ていとう)その()形態(けいたい)金融(きんゆう)(じょう)信用(しんよう)利用(りよう)する均等(きんとう)機会(きかい)(ゆう)することについての平等(びょうどう)権利(けんり)確保(かくほ)するための(すべ)ての適当(てきとう)かつ効果(こうか)(てき)措置(そち)をとるものとし、障害者(しょうがいしゃ)がその財産(ざいさん)恣意的(しいてき)(うば)われないことを確保(かくほ)する。
5. Subject to the provisions of this article, States Parties shall take all appropriate and effective measures to ensure the equal right of persons with disabilities to own or inherit property, to control their own financial affairs and to have equal access to bank loans, mortgages and other forms of financial credit, and shall ensure that persons with disabilities are not arbitrarily deprived of their property.