皆さん、今回は「条約」のこと、「憲法」や「法律」との効力の関係について学びましょう。
「条約」とは、国と国との約束（ルール）です。条約は、たとえば、日本とアメリカ、日本と中国のように２国間の条約もあれば、障害者権利条約のように多くの国々が締結している多国間条約があります。
「障害者権利条約」は、2006年に国連で採択され、現在188の国が締約しています（2023年10月現在）。日本政府は2014年に条約を批准し、障害者権利条約を締約しました。日本は141番目の締約国となりました。
ちなみに、「条約」と言葉が似ている「条例」には、「手話言語条例」などがありますね。これは、都道府県や市区町村のルールのことです。各都道府県、市区町村議会で定められます。これに対し、「法律」は、国のルールです。国会で定められます。