社会福祉法人 全国手話研修センター
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手話障害者の権利に関する条約

手話言語研究所

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前へ 次へ 日本政府への手話に関する提言
以下(いか)、JDFの翻訳(ほんやく)(あらわ)します。
日本手話(にほんしゅわ)言語(げんご)(くに)レベルの公用語(こうようご)として、法律(ほうりつ)(みと)めること。(くに)レベルの公用語(こうようご)として(みと)められれば、(かれ)らは教育(きょういく)医療(いりょう)司法(しほう)などの分野(ぶんや)で、自分(じぶん)言葉(ことば)(はな)したり()いたりできるようになります。
生活(せいかつ)のあらゆる場面(ばめん)手話(しゅわ)言語(げんご)利用(りよう)保障(ほしょう)するために手話(しゅわ)言語(げんご)(ほう)制定(せいてい)すること。日本手話(にほんしゅわ)言語(げんご)使(つか)(ひと)たちが、社会(しゃかい)参加(さんか)するためには、手話(しゅわ)自由(じゆう)使(つか)える環境(かんきょう)必要(ひつよう)です。(たと)えば、テレビ番組(ばんぐみ)には手話通訳(しゅわつうやく)()必要(ひつよう)がありますし、公共施設(こうきょうしせつ)交通機関(こうつうきかん)にも手話(しゅわ)案内(あんない)がいる必要(ひつよう)があります。このためには手話(しゅわ)言語(げんご)(ほう)必要(ひつよう)です。
手話(しゅわ)言語(げんご)(ほう)(もと)づいて、手話(しゅわ)言語(げんご)への理解(りかい)普及(ふきゅう)促進(そくしん)し、手話通訳(しゅわつうやく)(しゃ)養成(ようせい)設置(せっち)派遣(はけん)十分(じゅうぶん)にできるようにすること。日本手話(にほんしゅわ)言語(げんご)日本語(にほんご)との(あいだ)には、文法(ぶんぽう)単語(たんご)などに(ちが)いがあり、(こと)なる言語(げんご)です。正確(せいかく)にコミュニケーションするためには、専門(せんもん)(てき)技能(ぎのう)()った手話通訳(しゅわつうやく)(しゃ)必要(ひつよう)です。しかし、現在(げんざい)日本(にっぽん)では、手話通訳(しゅわつうやく)(しゃ)(かず)(しつ)不足(ふそく)しています。そこで、手話通訳(しゅわつうやく)(しゃ)養成(ようせい)資格(しかく)制度(せいど)整備(せいび)、そして手話通訳(しゅわつうやく)サービスの拡充(かくじゅう)(おこな)うことが(もと)められています。また、日本(にっぽん)()人々(ひとびと)手話(しゅわ)(まな)機会(きかい)()やすべきです。
以上(いじょう)が、障害者(しょうがいしゃ)権利(けんり)委員会(いいんかい)総括(そうかつ)所見(しょけん)()べられている内容(ないよう)です。これらの勧告(かんこく)は、ろう(しゃ)だけでなく、障害(しょうがい)のない人々(ひとびと)(すべ)てにとっても重要(じゅうよう)なものです。なぜなら、(わたし)たちはみんな(おな)社会(しゃかい)一員(いちいん)であり、(たが)いに理解(りかい)()い、(ささ)()うべきだからです。日本手話(にほんしゅわ)言語(げんご)公用語(こうようご)として(みと)めることは、多様(たよう)言語(げんご)文化(ぶんか)尊重(そんちょう)することでもあります。(わたし)たちはみんな(ちが)ってみんないい。そんな社会(しゃかい)目指(めざ)しましょう。ありがとうございました。